株式会社ヤノテック

一番苦労したのは日本語。
設計の仕事は楽しいし、いい会社だし、ヤノテックでずっと頑張ります。

設計部

ダォ ヴァン ヴィン

ヤノテックに入ったきっかけは?


ベトナムのハノイ工科大学に通っている時、日本についていろいろなことを聞いて、一度、日本で仕事をしたいと思っていました。卒業後は10年間、ベトナムで機械の設計の仕事をしていましたが、外国でチャレンジしてみたいという思いはずっとありました。そんな時、オンラインでヤノテックの面接を受ける機会があって、矢野社長(当時本部長)といろいろな話をしました。ヤノテックの仕事は自分に合うかもしれないと思い、日本に行くことを決めました。それが2019年の4月で、その後4カ月間、日本語センターで日本語の勉強をして、9月にヤノテックに入社しました。


実際に入社してみて、どうでしたか?


最初、仕事はちょっと難しすぎると思ったけれど、社長やほかの人がいろいろ手伝ってくれました。仕事も合うし、会社も合う、いい会社です。それで妻も呼んで、今、ヤノテックで一緒に働いています。


仕事をしていて楽しいことは?


機械の設計をして、製造部でつくって、でき上った機械をお客様のところに持って行きます。持って行く前は、何か問題はないか、ちょっと心配しますが、何も問題がなかった時が一番嬉しいですね。大きな機械は、これまで8台くらい設計しました。


逆に、大変なことはありますか?


一番大変なのは日本語ですね。ベトナムで4カ月間勉強しましたが、ヤノテックに来た時はちょっとショックでした。言葉も難しいし、設計資料がたくさんあります。一番の問題は漢字ですね。それで、漢字の勉強を頑張って、日本語能力試験((最上級のN1~N5まで5レベル)のN2レベルを取りました。仕事が終わって、晩御飯を食べて、大体毎日3~4時間くらい勉強しました。それと、仕事の中での日本人の話し方はちょっと難しいです。例えば、「これはいいですか?」と聞くと、日本人はよくなくても、最初「いいけど」と言います。いいのかなと思っていたら、実は違います。ベトナム人は、「いえ、あまりよくない」とストレートに言いますが、日本人はいいのか悪いのか、よく分からない時があります(笑)。


ヤノテックで働いてみて、どうですか?


みんな親切で、仕事も楽しいです。それに、北九州市は台風や地震もあまりないし、本当に住みやすくていいところです。休みの日は、妻と一緒に買い物をしたり、小倉城とか河内藤園とかいろいろなところへ遊びに行ったりしています。食べ物もおいしいですね。一番好きなのは焼き肉です。ベトナムにも焼き肉はありますが、調味料(タレ)が違います。


将来の夢や目標を教えてください。


仕事を頑張って、いい機械をつくって、貯金をして、ベトナムのおじいちゃん、おばあちゃんに預けている息子を迎えに行きたいです。そして、ヤノテックで定年まで働き、そのあとは日本全国を回って、それからベトナムに帰りたいと思います。